主な疾患について

血尿

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目で見て真っ赤な尿が出た場合、膀胱炎などの尿路感染や尿路結石、尿路腫瘍などの可能性があります。 尿の性状および、残尿感や頻尿、腹痛を伴うかどうか等の自覚症状を確認しながら、必要があれば超音波や、尿中に癌細胞が無いか調べる検査(尿細胞診)などでさらに検査を進めていきます。
まずは、できるだけ早く泌尿器科を受診してください。

一方、見た目ではわからないけれど、検診などで尿潜血を指摘されることがあります。他の自覚症状は見られないことが殆どです。数%の方に尿路結石や尿路腫瘍などの病気が見つかることがありますので、やはり一度泌尿器科での精密検査が必要です。

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膀胱炎

膀胱の中に細菌が入り込み、炎症を起こした状態。尿道の短い女性に多くみられます。強い排尿時痛、特に排尿最後の痛みが特徴的で、トイレの回数が増え、残尿感も出てきます。血尿が見られることもあります。疲労や冷え、トイレをかなり我慢した時におこります。他の原因がなければ、抗菌剤の内服で治癒しますが、休息や冷え対策など、生活習慣の見直しをしておかないと、繰り返すことがあるので注意が必要です。
春先や秋口の季節の変わり目、真冬の厳寒期は特に疲れをためないよう注意しましょう。

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頻尿

トイレが気になって日常生活が妨げられる場合に問題となってきます。日中の回数が多い場合、夜間寝ている間によくトイレに起きて寝不足を感じる場合、トイレのない場所へ行くことの不安でトイレが近くなる場合など、色々なパターンがあります。原因としては、男性なら前立腺疾患、女性なら過活動膀胱や尿路感染などが多くみられますが、中には膀胱結石や、残尿を伴う神経因性膀胱などの病気が隠れていることもあります。
当院では排尿日誌で一回尿量や排尿間隔を確認し、超音波などで尿路系の検査をしたうえで、必要があれば内服薬などで治療を行います。また、食事やカフェインを含む飲み物、便秘なども影響しますので、生活習慣の見直しも行っていきます。

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尿漏れ(尿失禁)

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くしゃみや咳の時に漏れてしまう腹圧性のもの、尿意を感じると我慢ができずトイレまで間に合わずに漏れてしまう切迫性のもの、両方が混ざったものがあります。特に出産経験のある女性では、内臓を支える骨盤底筋の筋力低下で起こしやすくなります。切迫性のものは、前立腺肥大のある男性でも起きることがあります。治療の基本は骨盤底筋を鍛えて強くすることですが、その補助として内服薬も使用します。膀胱刺激症状のあるカフェインや刺激物の摂取は控えましょう。

また、神経因性膀胱のため残尿が多い場合には、尿があふれ出て漏れる場合もあります。軽い場合は薬剤を使いますが、腎機能に影響するほどの場合には、自己導尿やカテーテル留置などの処置が必要な場合があります。

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過活動膀胱

尿意を感じると我慢ができない切迫感が特徴で、残尿は伴いません。尿漏れをおこす場合もあります。内服薬での加療が中心ですが、冷えや便秘、飲食物など生活習慣の見直しも必要です。

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前立腺肥大症(男性 男性 )

前立腺は精液の大部分を作る組織で、中高年になるとこれが肥大して尿道を圧迫し、また膀胱を刺激して尿線が細くなったり、尿の勢いが悪くなる、夜間何回もトイレに行くなどの症状を起こしてきます。悪化すると残尿が出てきて、尿漏れや腎機能への影響もでてきます。治療していない時に飲酒や市販の風邪薬がきっかけで尿が出なくなる(尿閉)こともありますので、症状が気になりだしたら早めに受診していただくことをお勧めします。
早期であれば内服治療で症状は改善します。尿閉を繰り返すような場合、あるいは残尿が多く腎機能への影響がみられる場合には、手術の適応ですので、適切な病院をご紹介いたします。

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前立腺がん(男性 男性 )

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前立腺肥大症とは違って、前立腺の外側から発生します。他の臓器のがんと違い、非常に成長はゆっくりですが、近年前立腺がんでの死亡数が増えていることも事実です。
現在は血液検査(前立腺特異抗原 PSA)でスクリーニングができます。PSAが基準値以上の場合、触診や超音波などでの検査を行い、がんを疑う場合には、組織検査ができる病院をご紹介いたします。

がんと診断された場合、ホルモン療法、手術療法、放射線療法が主な治療方法となります。ステージによっては何も治療を行わず経過観察のみの場合もあります。治療方法の選択に迷われる場合は、セカンドオピニオンとして、最適と思われる治療方法を一緒に考えていくことも可能です。また、ホルモン療法を選ばれた場合、当院でのホルモン療法の継続が可能です。

近年、食事との関係も注目されるようになりました。前立腺がんが日本で急に増えたのは、戦後食生活の欧米化との関連が言われています。また、厚生労働省研究班2008年の発表の中には、「牛乳や乳製品を多く摂取すると、飽和脂肪酸が血中ホルモン値をあげて前立腺がんのリスクが高まる可能性がある」という一文があります。前立腺がんが心配な方は、一度食生活も見直してみてください。

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前立腺炎(男性 男性 )

急性細菌性前立腺炎の場合、強い排尿時痛や排膿とともに40度にも及ぶ高熱が出ます。尿検査および診察等で診断し、抗生物質を中心とした治療を行います。慢性のものでは、じっと座っていると尿道の奥のほうに違和感がある、残尿感、足の付け根から太ももの内側にかけての重苦しさなど、痛みどめを飲むほどではないけれど下腹部になんとなく違和感がある、という症状の方が多くみられます。
検尿と診察、超音波などで診断していきます。基本的には疲労による免疫力の低下や冷えなどが原因ですので、漢方薬などを使いながら生活習慣の見直しを図っていきます。

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クラミジア尿道炎(男性 男性 )

尿道がむず痒い、残尿感がある、排尿時にちょっと痛い、などの自覚症状が出やすいです。奥さんが妊娠中にクラミジアと診断された場合は、ご主人も同時の治療が必要です。遊びに行ってうつったかもしれない、という場合、本番なしでも女性の喉にも潜んでいますので、必ず検査は受けましょう。

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包茎・亀頭包皮炎(小児男児 男性 )

小さなお子さんでまだ包皮が剥けていない場合、おしっこがまっすぐ飛ばず、あちこち汚してしまうことがあります。 また、恥垢がたまり感染して炎症を起こすこともあり、この場合には感染した恥垢を排出する処置が必要です(手術ではありません)。お子さんが、ペニスを痛がったり、排尿時の痛みを訴えるようでしたら、早めに受診してください。大人でも、炎症を繰り返して包皮が剥けない状態になることがあります。

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尿路結石

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突然の背部や側腹部の痛みが特徴で、吐き気や血尿を伴う事があります。痛みは姿勢ではあまり変わりませんが、波があり、すっと楽になることもあります。しかし、他の原因での腹痛も考えられますので、できるだけ早く受診し、尿検査およびレントゲンや超音波などでの確認が必要です。小さな結石では、尿管を広げる薬を使いながら、自然に排石されるのを待ちます。疼痛に対しては、早めに鎮痛剤を内服または座薬を使っていきます。
また、アルコールや肉、塩分の多い食事が結石を作りやすい事が解っていますので、結石の経験がある方は食事の見直しも必要です。
急に暑くなる5月の連休頃、真夏、そして空気が乾燥し水分をあまりとらなくなる真冬に結石発作が起きやすくなりますので、これらの時期は特に水分を意識して取りましょう。

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神経因性膀胱

脳梗塞や脊髄損傷などで膀胱を支配する神経に障害がおこり、排尿できなくなった状態です。コントロールの良くない糖尿病でも起こります。子宮や直腸の手術後にも起こることがあります。尿意がはっきりせず、残尿が増え、尿路感染や膀胱結石を起こしやすい状態です。神経障害が軽度の場合には内服薬で残尿を減らしていきますが、合併症や腎臓への影響がみられる場合には間欠的自己導尿やバルン留置の処置が必要となります。

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かぜ

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引きはじめは殆どウイルス性の上気道炎です。のど、あるいは鼻から始まり、頭痛や倦怠感、発熱を伴いながら、だんだん気管支のほうへ移動して、痰や咳の症状へ変化する。皆さんご存知ですね。ではどんな時に風邪をひくのでしょうか。疲労・寝不足・冷え・ストレス・食事の偏り、などで身体がかなり弱っている時が多いと思います。そう、身体からの警告であり、休息が必要です。
しかし、とかく忙しい現代社会、休んでなんかいられない、という方が殆ど。そこで症状を抑える薬が登場しますが、薬はあくまでも症状を抑えるだけ、ということを是非知っておいてください。 ウイルス性の場合が殆どですから、初期には抗生物質も意味がありません。

東洋医学では、かぜは季節の変化に伴う身体のリセット、というとらえ方をします。
また、昔は「栄養を取って暖かくしていること」といいましたが、現代はむしろ飽食の時代。食べすぎが原因だろう、という生活習慣病などの病気が沢山。特に、食事をすると、体の中ではエネルギーは最優先で消化作業に使われますから、かえってかぜの治りが遅くなります。食欲が落ちたら、無理して食べずに果物やヨーグルト、発酵食品など、消化しやすいものを少し食べ、水分はしっかり取って休みましょう。

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発熱

ウイルスや細菌は高温に弱い傾向があり、これらに感染した場合、発熱することで経過は早く進展します。また、発熱によりリンパ球数が増え、免疫力が高まります。なので、むやみに解熱剤を使用すると、この自然経過をむしろ遅らせてしまうことに。体力がかなり落ちている高齢者では話は別ですが、普段元気に暮らしている大人は、解熱剤の使い方にご注意下さい。

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高血圧症

高血圧の原因はいまだはっきりしていませんが、食事や運動、ストレスなど生活習慣の関与が言われています。 そして、はっきりした自覚症状がないために普段の生活で見過ごされ、気が付いた時には動脈硬化から心臓病、脳卒中など、生活を脅かし時には命にもかかわる病気へ進展することがあります。そのため、血圧が気になる方は、是非ご自宅で定期的な血圧測定をなさってみてください。特に家で休んでいる時の値や、どんな時に上がりやすいのか、普段の傾向を知っておくことが大切です。
薬は血圧を下げますが、根本解決ではありません。また、本当に下げる必要があるのか、その時々の状況判断も必要です。生活習慣を見直すことで、薬がいらなくなることもあります。
血圧が不安な方、変動が大きい方は是非お気軽ににご相談ください。

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2型糖尿病

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糖尿病とは、インスリンが不足、あるいはうまく細胞に作用しないため、血液中の糖(血糖値)が高くなってしまう疾患です。血糖値の高い時間が長いと、細い血管や神経が障害され、眼底出血や腎臓障害、手足の先のしびれなどを起こし、重大な合併症を起こしてくる場合があります。
原因としては、食事の偏り、運動不足やストレスなど、さらににこれらの生活習慣に伴う肥満が挙げられています。治療の基本は生活習慣の見直しですが、強い自覚症状が出ることは少なく、毎日の事なのでどうしても日々の生活に流されがち。そんな場合、薬を併用することとなります。
現在血糖を下げる薬や、糖分の吸収を抑える薬などが開発されています。しかし、薬が根本解決をしてくれるわけではありません。薬の副作用で飲みにくい場合もあります。
こんな時、普段の食事をちょっと工夫するだけで、ずっと状況が良くなることがあります。ズバリ、生野菜を毎食、一番先に食べること。TVで話題になり、一時ちょっとしたブームになりましたが、これ、効きます。こういった、ちょっとした生活アドバイスがありますので、血糖値でお悩みの方、お気軽にご相談ください。

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高脂血症(脂質異常症)

メタボリックシンドロームが話題となり、高脂血症が注目されています。特定健診はまさにメタボ対策のためのもの。少しでも高値だと治療を勧められやすいですね。
でも、本来コレステロールは、身体を作っている細胞の細胞膜を作ったり、ホルモンの原料になったり、ととても大切な役割を果たしており、むやみに下げればよいわけではありません。
また、数値だけではなく、その質も大切。普段の食事のなかで使っている油、意識されたことはありますか。先進諸国ではかなり食用油や加工食品に使う油の規制が行われていますが、日本では実質野放し状態。こんな情報を是非皆さんに知っていただき、本当の健康を考えながら、生活習慣を変えること、薬の助けを借りるかどうかなど、一緒に考えていきましょう。

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